前立腺手術のあと３年６ケ月

　　令和２年の３月の今日（２０２０/０３/０４）、前立腺ガンで全摘手術後約３年半目の検査と診察で新潟市民病院へ通院しました。

　今年は例年になく暖冬小雪で玄関前の雪除け作業を一度もしないままに春を迎えてしまいました。その為か、のんびりした冬を過ごし前立腺ガンの手術のあとの定期検診が近付いてきても殆ど切迫感がありませんでした。２月のカレンダーを捲って、自分でメモった“新潟市民病院通院”の文字に気付いたくらいです。

　こんなに気楽な態度でいると突然〈天罰〉のようにＰＳＡ値が上がったりしないだろうかと考えたりしました。前日の３月３日の夜に樹脂製の丈夫な診察券カードと保険証をカバンに準備しました。
　保険証はこの２月○○日が過ぎたので後期高齢者医療保険に変わりました。子供の頃から体力や体格それに運動神経に自信がなかったのに後期高齢といわれる年齢にまでなったのは可笑しな気分です。

　通勤時間帯で混み合うことを考え７：００出発、新々バイパス（新発田～新潟の高規格道路で一部は３車線有り制限速度は７０km）はもの凄い数のクルマが流れています。いつもは通勤時間帯を避けています。
　７：４５到着、自動受付機の前で並んで待ちました。診察券のカードを入れるだけでその日の検査と診察予定が印刷されたＡ４紙が出てきます。デジタル思考では普通でしょうけれど少年時代のアナログ時代をつい思い出して“不思議で面白い”と感じます。デジタル思考に馴染みつつ、不思議で面白いと感じられるなんて幸せに違いありません。

　受付後、採尿と採血を済ませ診察室の前で新田次郎さんの文庫本を開きました。あまり集中できません。待ち時間は１時間ほどでこれまでよりも随分早かったのです。採尿・採血でも診察室の前でも空いていました。新型コロナウィルスのせいで緊急性のない患者さんは通院をキャンセルしたのかも知れません。

　主治医の先生は『排尿が細くなるとか…？尿漏れは？』と尋ねて下さり、すぐに診察は終わりました。ＰＳＡ値は０．００８未満で心配ない結果でした。それほど心配していなかったのですが結果が出るとやはり安心できました。

　次回は９月１６日ということになりました。