平成31年(2019)3月13日、いつになく緊張感をもって新潟市民病院へ通院しました。

 新潟まではかなりの距離がありますが高速道路のような(それ程じゃありませんが似たような感じ)バイパスが通じていますので40分ほどで到着できます。
 この日、通勤時間帯であることを考慮して早めに家を出ましたが受付開始5分前に到着しました。3台の自動受付機の前に大勢が並んでいました。

 診察券のカードを機械に入れると日程が印刷されて出てきます。いつものように検査窓口で採尿・採血を済ませ泌尿器科の主治医の診察室の待合室に座りました。大勢が待機していました。
 比較的気楽そうな表情の人、暗く重そうな表情の人それぞれです。私は妻が持って行くように勧めてくれた本を出して読み始めました。受付開始直後の受付だったのですが血液検査と尿検査の結果が主治医まで届かないと呼ばれない訳です。その2時間足らずの間本を読もうとしたのです。しかし行を読み進めても頭に入ってこないのです。

 今回の通院はこれまで以上に強く緊張してしまいました。なぜか大きな不安を感じていたのです。
 治療後にPSA値が上昇する場合、時期が早いほどいけないという情報がありました。主治医の口からも聞いた記憶もあります。私は今回で約2年半になります。もし上昇するなら、できるだけあとになって欲しい。そんな都合のよい気持ちでした。2時間足らず待つ間、診察室へ呼ばれる人を見るたびに自分の番はまだかと…。

 やっと診察室へ呼ばれました。主治医は「何か困ったことがありますか」と尋ねました。何も問題なく過ごしていますと答えますと「尿漏れとか…」と訊きました。実は胡坐を組んでいる時など極たまにチロッと漏れるのですが、それは一滴にもならないほどです。しかしそんなことよりもPSA値がどうなのか知りたいのです。
 医師は「問題ないですよ」と言いますので、数字を尋ねますとPSA値は0.008と言います。「未満ですか」と念を押すと未満だということでした。クレアチニン値は〈1.09〉でした。新潟市民病院では上限値は1.07になっていますので『H』の印が付いていますが腎臓が片方の私には問題ないと思えます。(1ケ月前にかかりつけ医で採血した時は1.08でした。その検査機関では上限値が1.1です。

 どうした訳か今回は通院前に随分不安だったのですが結果的には大丈夫なようであと半年何とか普通に過ごせることになりました。

 次の通院予約日は9月11日になりました。
 
 

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