ていいちOTP

9_ Move 
 9_Move……購入時期はガソリン車のSprinterを使っている頃ですがセカンドカーとしてはアルトからの買い換えです。ワゴンRを考えましたがSprinterのABSの安心感を知った後だったのでABSのオプションがあるMoveを選びましだ。座面を平らにでき、この車で寝ることができるという夢がありました。ただこの座面のアレンジはあくまで夢であり実際にはクルマで一夜を明かすことなど不自由なので実行したことがありません。

 MoveはH23,03現在使用中で14年目、4月になると15年目に入ります。これほど長く乗り続けている車は他にありません。いろいろな夢を描いて購入しましたが程なく妻の利用が主になり妻にとっての“便利な機械”になりました。妻にとって自由に移動できる機械であればよく、それ以上の思い入れがありません。
 通常車齢が高くなるにつれ車検時の修理個所が増え整備料金が嵩んでくるので新車に替える人が多くなります。でも私はユーザー車検なので車検時の費用は変りません。不具合を感じた時だけ工場へ持ち込んで修理を依頼するので交換部品なども殆ど安全限界まで使用できます。(この車はH23,4に下取りに出しました)

 この車は沢山の思い掛けない出費を経験しています。一番大きなものはフロントガラスの交換です。職場から帰る道すがら対向してきたダンプカーから飛んできた石で小さな?ひび割れができました。驚いている間に相手は遠ざかりました。早速補修材を買って試しました。ひび割れの範囲が小さくなりました。でもまだ気に入らず再度同じ作業をして更に小さくしました。でも次の車検では不合格になりました。已むを得ず交換して車検を受け直しました。七万円余りの出費でした。

 …衝突事故でフロントが凹んだこともあります。修理しましたが次の車検の際、光軸が狂っていて修正しました。通常車検ごとに光軸の修正をするように思われていますが走行条件によっては4年経っていても光軸は狂わないものです。…圧雪路のT字路での事故で左ドアパネルの交換をしたこともあります。この際は車両保険で賄うことができました。臨時出費を幾つも経験していますが程なく満14年になります。これほど長く使っていることを思えば非常にcost performanceの良い状態ではあります。

(随分長く使ったのですが買い替えることになりました。H23,4に入ってすぐタイロッドエンドブーツを交換しました。これで安心できるかなと思ったのも束の間ロアアームブーツが駄目のようで交換しました。長く使おうと思えば、こうして修理個所が続くのは仕方のないことと自分を納得させたのですが、ある雨の降る日に妻が
 「変な音が出るんだけど…」と言います。助手席に乗って走ってみると暴走族のバイクみたいな音がします。後ろの方からの音なのでマフラーだと見当を付けました。次の晴れた日にジャッキアップして覗きますと果たしてけっこうな穴が開いています。
 マフラーのタイコは二度補修しています。今回はタイコの付け根が酷く錆びて穴が開いているのでした。もう一度交換しようとも思ったのですが、14年間きっちり使ったことを思ってサヨナラをすることにしました。(H23,4現在使っているワゴンRと同型に買い替えることにしました。)

 この旧規格のムーヴはエンジンルームが狭くとても整備性が悪いのです。タイミングベルト以外にベルトを3本使っていて交換や張り調整が極めてやり難くなっています。軽自動車は最大長・幅・高さに規格があるのでやむを得ないのですが、もう少し工夫があってもいいと思います。

 最も重大だと思うのは運転席の背面の角度とブレーキ・アクセルのペダルの垂直位置です。運転席の背面シートは最も立てた状態でも十分立ちません。私も昔は背面シートを少し寝かせて運転していたのですが、あるとき腰骨と背骨は歩行時と同じ状態になるのが最も自然で腰が痛くなり難く、半端な角度で長時間走行するのは腰痛の元だと何かで説明されているのを読みました。
 私は納得して宗旨変えをし、それ以降運転席の背面シートを最も立てた位置で使うようにしています。しかし我が家のムーヴは十分に立ちません。

 また運転席を前後にスライドして位置決めをする基準はブレーキペダルを素早く十分に踏めることです。その位置でアクセルペダルも自然にうまく踏めなければいけません。ところが我が家のムーヴはブレーキペダルとアクセルペダルが殆ど同じ垂直位置にあります。そのため爪先を常に意識的に引き上げておかなければなりません。力を抜くと自然にアクセルを踏んだ状態になるのです。そのため長く運転すると右の足首が非常に疲れます。これは私の脚の長さや体格が原因ではありません。

9_ Move 

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