スズキソリオ

　13_ソリオ……これまでワゴンＲ２台で約１０年過ごしてきました。とても愛着がありました。９ヶ月ほど前（Ｒ１/１０）にＮＧＫｐｒｅｍｉｕｍRXプラグに交換してからはクッキリした加速感と力強さが実感できて楽しかったのです。しかし自分の齢を思うと、もう一度新しい別のクルマに乗りたいという気持ちがありました。

　日々のニュースで高齢者のペダル踏み間違いによる突っ込み事故が頻繁に報じられ自分もあんなことになると困ると…。息子からも『安全装置の付いたクルマにすればいいのに…』と言われていました。
　安全装置の付いた軽自動車も考えましたが以前試乗したマイルドハイブリッドのソリオの乗り心地が印象的でした。また近い将来クルマ１台で暮らすことも考えると５人乗りの普通車が候補です。妻はスライドドアが良いと…。

　ソリオは前回のモデルチェンジから５年経過していてモデル末期です。フルモデルチェンジが近いと考えられ新型車発表を待つかどうか随分悩みました。或いはモデル末期の今なら新車が有利な条件で買えるかもと期待しましたがメーカーからの正式なモデルチェンジ情報はなくディーラーでの値引きはないのでした。
　それとは別にほぼ１０年を経たワゴンRでも何らかの値が付くかもというネットのサイトに入力してみるとBIGＭＯＴＯＲとネクステージから電話が入りました。熱心な対応なので試しに半ば遊びで訪れました。どちらもはっきりした数字を提示しませんが、大まかに１０万くらいとの感触でした。１０年乗った軽自動車が１０万というのは破格なのでしょうが、これまで丁寧に手入れ怠りなく使い、なんの不具合もない“愛車”が１０万とは寂しいことでした。

　私には時折思い出される印象的なことがありました。ワゴンＲを買う時１４年使ったムーヴを引き取って貰ったのですが数日あとに隣町での中古車フェスタの折り込みチラシが入り、そこに写真付きで手放したムーヴが売られているのを見付けました。１５万という値付けでした。中古車の流通は素人には分からないものですが、そんな記憶もあり今後２台のワゴンRを使い続けることにしてもいいか…と思い定めていました。
　そして数日後、またまたＢＩＧＭＯＴＯＲからの電話です。半ば面倒くさかったのですが時間たっぷりの身分なので出掛けました。フルモデルチェンジを待つか今のクルマ２台でこの先も過ごすかと考えていると伝えたのですが、営業の人は『モデルチェンジを待つのも悪くないけれど、条件の良い中古車と比べると負担が４０～５０万ほど違う。そのお金で旅行すれば…』みたいな話をしました。

　私も別な理由でモデル末期でも…という気持ちがありました。それはモデルチェンジをすると試乗した現行車の乗り味とは別の乗り味になる可能性もあるということです。
　営業の人は全国の自社のソリオを検索してみせました。…水戸の営業所にある１年２ケ月前の登録・４４５０km走行という白のソリオが目に留まりました。ナビが付いていないので試乗車だったのではと思います。これにナビ・ＥＴＣ・ワイドバイザーを付けた数字を提案され『○○値引きができれば今決めます』と…。車庫証明をＤＩＹでとりました。

　水戸営業所から届いたクルマを“現車確認”して胸が高鳴りました。クルマが納車されるまでにオイル交換・フィルター交換・エアクリーナ交換・その他をネット検索してシュミレーションしました。丁度お盆休みの時期でナビなどの取り付け作業が進みませんが我慢して待つしかありません。それに新しいクルマがやって来るときは待ち望んでいる時が最高に楽しく使い始めるとドンドン嬉しさが割り引かれてゆくものですから。

　現車確認のあとＤＩＹで車庫証明を取り、２１日に納車との連絡が入りました。待ちに待った納車だと喜んでいますとＢＩＧＭＯＴＯＲから画像添付されたメールが届きました。ＥＴＣの取り付け位置が違っているが許容できるかというのです。画像ではサイドブレーキペダルの上部に貼り付けてあり、やはり最初の希望通りにハンドル前のボックス内に取り付け直して貰うよう返信しました。
　納車は更に延びＲ２（２０２０）年８月２４日になりました。納車のあと展示車用の形だけのフロアマットを社外のピッタリ品に交換、オイル交換、冷却水補充などしました。しかし借り物の服を着ているようで何とも落ち着きませんでした。　　（ＮＧＫｐｒｅｍｉｕｍＲＸプラグへの交換などの画像もご覧下さい。