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17 手術後5年6ケ月~

ていいちOTP

 (こんなに正常性バイアスが強くてもいいのだろうかと…)これは半年前の通院の際に書いたものです。今回も同じような感じで心配は殆どありませんでした。でも少し心配なニュースが飛び込んできたのです。
 この2月20日に昭和の歌手・俳優の西郷輝彦さんが前立腺がんで亡くなりました。西郷さんは手術のあと6年目にして再発しオーストラリアで特別な治療を試みられたにも拘らず逝かれたのだといいます。“6年目に再発”というのが気になりました。ガンの5年生存率とよく言いますので自分も5年大丈夫なら、もう心配はないのかも知れないと勝手に思っていました。そんな懸念も胸に秘めながら…。

 通院当日は早めに家を出て、病院の自動受付機の前に7:45頃に並びました。持参した瀬戸内寂聴さんの短編集を読んで待ちました。因みにそれは妻が図書館から借りてきた単行本です。
 8:00にカード式診察券を入れ“診療予定”を持って検査室窓口で受け付け、採尿・採血を済ませ泌尿器科の窓口で手続きをしたあと駐車場のクルマまで戻り一息つきました。再度窓口へ戻り名前を告げると「もう一度診察券を見せて下さい」と言われました。受診者をきちんと把握するやり方に感心し安心感を得ました。
 いつもの診察室の前で短編集を読んで待っていると9:30頃に自分の受付番号が表示され診察室へ。前立腺がんの指標PSA値は前回同様低いままで安心できました。ただ腎臓の指標のクレアチニンの数字が上がっています。でも理由が分かっていて先生にも伝えました。
 過日、喪服のズボンを穿こうとした時、なんと腹周りが10cm余りも開いていて使えず他のズボンも同じようなことでした。驚いてでんぷん質を控えめに、筋トレを続けていたので腹は少しだけ凹み筋肉もそれなりに増えてきたようでした。
 クレアチニンは筋肉の老廃物みたいなもので腎臓機能の指標に使っているものだとのこと、なので腎臓機能が同じでも筋肉の量が増えたりシンドイ目をしたりすればクレアチニンの値は上昇すると理解しました。それに腎臓が片方しかない身としては両方ある人よりも少しはクレアチニン値が高くても普通の事じゃないかと“勝手に”理解しました。勿論新潟市民病院の主治医の先生もクレアチニン値について特にコメントはありませんでした。今回の通院も早めに病院を出ることができました。
 次回は9月ということになりました。
 
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