新型コロナウィルス禍が人々の脅威として意識に上り始めてから1年余りになりました。こんな時は地方に暮らしている方が3密になり難くて安心かなぁと考えている内に心の中で正常性バイアスが強く働いているのに気付きました。もともと正常性バイアスが強い人間なのかも知れません。

 『ガンになったら絶対に僕に教えないで隠しておいて』なんて妻に話していた小心者なのですが時代は移り変わりました。今ではガンになっても本人に知らせないままということは殆ど無いんじゃ…と思われます。患者本人と共に病気に向き合わなければ治療が有効に進まないなどと言いますが、人にもよりますが無慈悲なことではあります。

 
令和3年3月10日前立腺全摘手術後約4年6ケ月目の検査と診察に通院しました。手術をして貰った主治医が気楽に『もう余程のことがなければ大丈夫ですよ』と話して下さったこともあり、ますます正常性バイアスが高くなっていました。
 でも、いつものことですが定期通院が近付いてくるにしたがって万一の場合もあり得ることが意識に上ります。通院の前夜、妻が「もし良くない結果になったら、あなた狼狽えるでしょうね」と言いました。もう長年(50年余り一緒に暮らしています)の付き合いなので私の性根を知り尽くしています。妻の言葉に「そうだねぇ…」と素直に応えました。
 R3(21)/03/10は前日からの晴マークが並んだ日になりました。前日よりも気温は高く最高気温は10℃前後という予報です。
 自宅を7:15頃に出発し8:10に病院駐車場へ到着しました。走り出してからすぐに通勤時間帯の一寸刻みになり女池ICまで流れが悪い日でした。それでも受付機で受付を済ませ尿検査と血液検査のあと診察室の前での待ち時間はいつもよりも少なくスムーズでした。
 診察室へ入ると主治医の先生が何か変わったことがないかと尋ねましたが特別に思い浮かばず「ありません」と応えましたが、ふと春の花粉症を患っていることを口にしました。すると先生は電子カルテに花粉症のことを入力してゆきました。そのあと『変わりありませんよ』とのことPSA値は0.008未満、クレアチニン値は1.07、UA(尿酸値)は6.6、その他でした。クレアチニン値は腎臓が片方ありませんので一般的には良くない数字ですが、この程度で何十年も経過しています。
 次回は6ケ月後の9月ということになりました。
 

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15 手術後4年6ケ月 ~

ていいちOTP

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