ていいちOTP

(2024/03/27)
 ツアーに参加して兼六園に隣接した成巽閣(せいそんかく)を訪れました。3月の後半としては非常に寒く時折あられが降るほどでした。
 Wikipediaによると成巽閣(せいそんかく)とは、文久3年(1863年)に加賀藩13代藩主・前田斉泰が母・真龍院(12代斉広夫人)の隠居所として建てた歴史的建造物とのことです。でも入館する際、建物内部や展示物を写真撮影禁止と言われました。
 とても寒く内部にストーブらしきものはなく古い時代の雛人形などが展示されていましたが、どれも経年劣化して色褪せていました。寒さに震えながら“写真撮影禁止”について考えました。
 その昔、大相撲をテレビ放映するというとき相撲協会は大反対しました。テレビ放映したなら実際に見に来る人がいなくなるという危機感があったとか。でも実際は見に来る人がドッと増えたのでした。大勢の人がテレビで観たあと実際に国技館へ足を運んだのです。
 写真撮影禁止の理由は何でしょう?大勢の人に観て貰いたくない?広く知れ渡るのに抵抗がある?それはただ勿体付けているだけでは?今の世に威厳を付ける意味があるのでしょうか?写真を見て、是非実際に見学したいと思う人もある筈です。逆に写真を見て、写真だけでいいやって思う人もいます。
 ただ写真撮影禁止にしておけば見学者が増えるとは考えられません。それとも大勢に見学して貰わずとも勿体を付けている(威厳を付けておく)方が良いのでしょうか?
 それは如何にも時代錯誤です。

            夏タイヤ 重さ増す如 不安あり 筋トレ続け 齢に抗う

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 良い天気になりそうで、脚がなまった感じがしたので少し山登りをしようと思いました。新発田から85キロほどの距離にある新潟県と山形県の境界にある日本国を登りました。(日本国山と称されることがありますが正式には“山”が付かないそうです)555mという頂上まで1時間半の行程らしいです。でも一部を除いてほぼ登りが続きますので、脚力によりますが、かなりハードです。
 …で、登山口まで2時間足らずのドライブのあとルートに取り付きました。その時になって気付きました。気温が高いのです。未だ4月なのに“暑い”!
 ほんの少し歩いたばかりで上を脱ぎ半袖下着姿に!それでも汗が目に流れ込んで痛くて困りました。そんなこんなで少し登っては脚を止め…、標準1時間半のところを2時間近く掛かりました。下りは1時間でした。
 暑い日は登山に向きません!日本国(山)は意外に急登が続く山です。まぁ年齢や元気度にも寄りますけれど…。
            暑過ぎた 日和間違え 山登り 汗が目に沁み 新緑霞み
(2024/05/01)
 中東の争いが少しずつ拡大していきそうで怖くなりました。発端はイスラエルへの攻撃でしたが、ガザ地区への反撃の規模が凄いです。新聞にイランとイスラエルの間でも戦争が拡大する可能性について報じています。お互いに国際法違反の攻撃があったと主張している?
 いつも不思議に思うのです。戦争当事者間の国際法ってどんな意味を持つのでしょうか?戦争が終わったあとで中身を検証する際の概念でしょうか?
 戦争って最終的には相手を殺します。物理的にも哲学的にも世界の総てはたった一人の命それぞれに基づく認識を前提としています。世界はひとりひとりの脳の中で認識されています。その掛け替えのない命の殺し合いが戦争です。
 そんな殺し合いにルールって、とても変なことじゃないでしょうか。そんな国際法が存在するなら殺し合いの戦争などしない方が…。
 でも外交努力では軍事力と経済力が強い方に従わざるを得ない?…戦争したって同じ結果になるのではないでしょうか。
 あまりに素朴すぎる考えでしょうか?

            安売りの 卵ゲットで 二度並ぶ レジを違えて ちょっと浅まし
(2024/04/24)
 政界では裏金問題が取り沙汰され政権党がほんのちょっと揺れています。我が国ではひと時を除いて自民党・公明党がずっと政権党でいます。そうしたことからか世間では「自民党以外に政権を任せられる党はいない」という声も聞こえてきます。
 でも政権党が必要以上に安定感を持つと“なんでも有り”になります。政党じゃなくても安定が過ぎると危機感が薄れます。現在のように選挙で衆参の議員が選ばれるシステムでは有権者に一番の責任があります。

 以前から投票では野党に入れています。政権党が安定し過ぎるとある意味危険と思うからです。政権党議員に危機感を持って欲しいものです。

 政治がおかしくなるのは有権者の責任です。投票日にやむを得ない事情なしに棄権するのは非常に罪なことです。

            満開の 花のトンネル 木の根みち 顔を上げてと 言われ続けて
(2024/04/17)
 近頃、小林製薬の紅麹サプリによる健康被害らしき腎臓への悪影響がメディアなどを賑わしています。
 以前から不思議に思っていました。健康への効果を強く打ち出したサプリは概ねとても高価です。それ程のお金を遣うなら食品を同額買えば、ずっと健康に役立つはずです。
 その昔、手塚治虫さんの漫画に、栄養が込められた錠剤を食事の代わりに飲んでいる場面がありましたが夢の世界です。
 素人考えですがコレステロールとか腹に溜まった脂肪なんて、食事や運動そのままでは、錠剤のようなものを飲んで減るとは思えません。もし減るなら健康にダメージが生じるでしょう。概ね健康を謳うサプリ類を信用できないでいます。それより食事です。
 ずっと以前、検診の結果メタボリックシンドロームといわれた時、推奨の食事は“野菜を中心としたバランスの良い食事”と言われたことを思い出しました。

            登山道 カタクリ眩し 脚励み まだ登れると かなり抗う
(2024/04/10)
 Yahoo天気では未だ雪マークがありますが3月中旬になると暖かい日が多くなります。待望の春が間近ですが残念なことに春のアレルギーが始まります。春になると“どうして日本は山さえあればスギ林があるのかと腹立たしくなります。
 近年は良い薬がありますが半世紀余り前は耳鼻科も眼科も医師がスギ花粉症をよく認識していなかったみたいで、目の痒みや鼻の詰まりが治らないというと「だからぁこの目薬をきちんと注していればいいんだよぅ」と半ば腹を立てることがありました。当時はきっとスギ花粉が症状の原因と認識されていなかったのでしょう。5月になると嘘のように症状が消えます。
 4月の新緑が美しい季節に青空の下で伸び伸びできないのは残念です。

 相撲の尊富士が優勝しました。初日からの取り組みテレビを観ていますと彼の強さが際立っています。ふと考えました。体つきをが他の力士よりもがっしり感が有ります。腕や肩などの筋肉の盛り上がりが凄いです。他の力士は筋肉が隠れているとしても体の表面がなだらかです。あの筋肉の塊のような力士なら、さぞかし強いだろうと思えます。
 尊富士は『正直相撲は好きじゃない…』と口にしていました。本音を隠さないことで好感を持ちました。筋肉の塊のような尊富士は強い!
 でも別の想いもあります。バスケットボール選手の中には飛びぬけて長身の人がいます。ゴールへシュートするというよりも手を伸ばせば少しでゴールへ届きます。そんな選手がいるチームはとても有利です。
 各スポーツに有利な肉体的条件を持っていること…それが余りに飛びぬけていると…??と思ってしまいます。ボクシングでは体重による級があります。バスケットボールでも身長による級があっても?相撲には?ちょっと捻くれた考えかもと自分でも思うのですが、そういう風に考えることが多々あります。

            春毎に 目鼻掻痒 半世紀 杉の穂赤く 何故と恨めし
(2024/04/03)
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