ていいちOTP

(2015/05/02 )
(2015/08/18 )
  年齢を経るごとに保守化してくるのが分かります。革新が好きだった頃が遥かに遠くなりました。…で、以下のことは特定の政党への批判ではありません。政党を問わず与党・野党について考えました。
 新聞その他のメディアで、現在の世相が75・6年前?のそれに似ていると論評する人たちの声を読むことができます。どなたも高齢です。思えばいま社会の中枢にいる人たちは戦争など全く知らないばかりか日本が貧しかった時代も知らないでしょう。
 現在の指導者は威勢が良すぎます。国際問題を解決するには武力が一番という思想のように見えて怖いのです。
 しかし我が国は独裁国家ではありません。複数の政党の存在を保証されている“自由主義”の法治国です。それでも与党があまりに力づいているのは有権者のせいです。目先の経済だけを見てはいけません。
 特定の政党が力を持ち過ぎないよう野党にも力を与える必要があります。それが政党政治を独裁化させないやり方です。
 庶民が政治に参加する機会は参政権の行使以外にありません。
 棄権は自らの首を絞める行為です。投票率が低いのは危険です。(棄権する人は“今のままで満足です”という意思表示と誤解される危険もあります)
 どんな政党が政権を取ったとしても力を持ち過ぎる前に野党を支持しようと思います。日和見主義のように見えますが政党政治を独裁化させないためのキーポイントだと思うのです。
(2015/09/06 )
 7月の下旬からPCのトラブルに振り回されました。スリープにしておくと何もしないのに勝手に復帰してONになります。
 DELLのサポートからはマウス・キーボード・ディスプレイだけにしても現象が発生するか試すように連絡が来ました。幾度も試したあと修理工場でマザーボード交換になりました。しかし直りません。
 サポートとのやり取りを延々と続け再度修理工場へ…。検証しても現象が再現できないとのことで、そのまま戻ってきました。
 或いは我が東プレの静電容量式キーボードが微妙に静電気でも帯びたのかとDELLのものに交換…。やはり駄目でした。
 ここ50日ほどの間、LANケーブル交換コネクタ交換マウス交換キーボード交換KDDIに依頼してルーターも交換など々々してきました。
 あとはディスプレイか?と考えて思い付きました。PCとつなぐケーブルかもしれない。ケーブルを外して手持ちのアナログケーブルに換えてみると現象が出なくなりました。…とうとう原因を絞り込めました。デジタルのHDMI⇔DVIケーブルかディスプレイが原因です。早速ケーブルを注文しました。ケーブルを交換しても駄目ならアナログケーブルに戻そうと決めました。
 なんでも原因を追っていく作業では“もっとも有りそうでない”ことが原因になるものですが、今回は心底参りました。なんだかミニミニの人生観が変わったように思えました。
  おととい(08/16)三条市の北陸自動車道下り線で逆送による事故がありました。新潟長岡の21歳が飲酒運転で大阪の23歳に正面衝突しました。逆送による事故といえば高齢者特有のものかと思っていましたが若者にもあるのですねぇ!
 高齢者の場合は状況の認知不足による逆送でしょうけれど、若い人の場合は飲酒などによる認知不足が原因ですね。飲酒による若い人の逆走は思いのほか多くて驚きました。
 しかし状況によっては高齢者は若い人の飲酒状態と同じということになる訳ですから面白くありません。
 そういえば今朝もクルマで走っていると目前の交差点で自転車のおばさんが左から右へ渡りました。その人は左側ばかりを見ながら横断していきます。ドンドン近づく私のクルマのほうをチラッとも見ませんでした。助手席のつまも驚いて「あの人どうなってるんだろうね」と口にしました。
 私もつまも自戒を込めて、その光景をインプットしたのでした。……そうはいっても高齢者は忘れるのが特技ですから……心配なことではあります。
(2015/08/09 )
  今年も8月15日が巡ってきました。戦後と私は同い年で70年になります。新潟日報に野坂昭如さんのコラムが載りました。その中に次のようなのがありました。『毎年この季節になると、日本人は突然かつての戦争について何かと喋りだす。その数日反戦の気持ちを新たにすれば、それでこと足れりとでも思うのかもしれない』というのがありました。
 日本人が熱しやすく冷めやすく、少数派でいることを恐れ、多数派に与(くみ)するのが好きなのは、自分だけの責任で考えないからです。そういう社会ではブームが生じやすいと思います。考えないでただブームに乗っているので醒めるのも早いのでしょう。
 新潟の湯沢で東京からの野外教室に参加していた小学校1年生が倒れてきた河原の石に挟まれて亡くなりました。引率するほうも河原の石を一つずつ点検するわけにもいかなかったでしょう。本当に気の毒です。
 でもやっぱり誰かの責任問題になるのでしょうか。
(2015/07/18 )
  できれば政治的なことを書きたくないのですが、(けっこう書いてるか…??)あまりに重大な事案ですから…。一昨日憲法違反の声も聞こえる集団的自衛権にまつわる安全保障条約関連法案が衆議院で可決しました。参議院で決着を見なければ再度衆議院で可決すれば法案が正式の法になります。
 衆議院の採決の映像を見ていました。野党が議場から退席して空いた席の数がホントに少なかったのを再認識しました。
 こんなに与党の議席が多ければ野党を気にせず何でもできるでしょう。しかし与党が独裁的になるほどの議席を与えたのは有権者です。選挙で集団的自衛権もよ〜く考えて投票したのでしょうか。政治なんか…って棄権した若い人たちはいなかったのでしょうか。投票率の低さが社会に及ぼす影響を考えたのでしょうか。
 政治は老人よりも青年や壮年者のほうが切実な筈なのに…忙しくて今日明日の事々を考えるのが精いっぱいなのだとしたら…為政者にはそのほうが都合がいいかもしれませんが。
(2015/07/08 )
  近年は何でもありの世相なのでしょうか。
 走行中の新幹線でガソリンを被って自殺した事件には“まさか”と思いました。年金が少ないことが不満だったと報じられていますが、それだけではないでしょう。
 なぜ他の人たちを巻き添えにしたのでしょう。自らの命を絶つなんて正常ではできず鬱状態なのだとも云われますが、ガソリンを準備したり新幹線の中で死のパフォーマンスをするモチベーションが湧いたことが素人には解せないのです。
 もう一つは自宅に放火して子供が4人亡くなった事件です。(今の時代に子供が8人は珍しいですね)40歳の海上自衛官の犯行だといいます。なんと一等海尉だそうです。学歴がモノをいう組織で最終学歴は高校だといいます。おそらく並大抵の努力ではなかったでしょう。だからかどうか、心の病があると奥さんが近所の人にこぼしていたという映像もありました。
 以前、瀬戸内寂聴さんが話していました。『どんなことだって命を懸けられれば防ぐことはできません』 命を懸けることは究極の自暴自棄です。
(2015/06/23 )
  交通機関の発達で世界が狭くなりましたが、人間の習俗は簡単には変わらないもののようです。
 私たちにはちょっと信じられないようなことが報じられていました。
 シリアから、イスラム教のラマダン(断食月)中に禁を破った少年2名を〈イスラム国〉が処刑をして街の中で遺体を逆さづりにしたといいます。ラマダンを破ることがどういうことを意味するのか理解していませんから軽々に感想を述べられません。文化が違うのでしょう。理屈ではありません。
 もう一つは広い中国の地方では犬を食べる食文化があり、このほど〈犬食い祭り〉が催されるといいます。皆で、犬一万頭を食べようという祭りだそうです。画像を見ると普通に私たちが一緒に暮らしている犬です。幾頭もの犬が処理された肉としてカギにぶら下げられている画像はとてもショッキングです。…しかしこれは歴史ある食文化です。別の食文化を持つ人たちにはイルカ(クジラ)を食べる文化も同じように見えるのでしょうか?
 考えてみると〈正義〉というのも一定の文化に基づいているのですね。正義の戦いといっても別に正しいというわけでなく互いの文化が“殺し合い”に発展しているのかもしれません。
(2015/06/14 )
  新聞(新潟日報)に“新潟戦後70年”という連載が載っています。20代の軍人だった人、満州の開拓団に応募して渡満した農家の人、沖縄で看護婦だった人など幾多の人々の苦難の歴史が語られています。しかし70年という時間は人々の心をとてつもなく変えてしまいました。新聞の連載も大多数の人々にとって、遥かな昔ばなしに違いありません。もうすぐ戦争の悲惨を語ることができる人がすっかり居なくなるでしょう。
 制度的にはかなりデモクラティックな今の世の中でも目先の経済だけに焦点を当て選挙権を行使する人が多いのかもしれません。他人任せでなく、自分の心の底にある“想い”を一票に反映したいものです。想いが保守的であっても革新的であっても、〈自分のスタンスはこれだ!〉と認識できることが大切です。
 戦後70年間の“戦いのない年月”が将来の歴史の中で、《日本が敗戦の憂き目に遭って、ちょっとだけ懲りていた短い時間》だったということのないよう祈りたい思いです。
(2015/06/05 )
  昔から飛行機が好きになれません。ツアー旅行で利用することがありますが怖いのです。飛行機は一番安全な乗り物だなどと云われることがありますが、どういう基準でしょう?安全神話だったりしませんか?相当な速度で前進し続けなければ命が無いという乗り物は他にはありません。
 那覇空港の重大インシデントは飛行機の怖さを再認識させました。新千歳行きのANA機が離陸しようとしたとき自衛隊のヘリが直前を横切り離陸中止、そこへ石垣島からやってきた日本トランスオーシャン機が着陸してきました。4・500メートルまで接近して停止したのだそうです。
 管制官・NTO機・自衛隊ヘリ・ANA機、誰がいけなかったとしても事故になれば大勢が死傷するに違いありません。
 それとも、時々こんなことでもないと原発事故と同じように危険を思い起こせないのでしょうか。しかし事故に巻き込まれるのはごめんです。
……また斜に構えた発言をしてしまいました。悪い癖ですが、つい…。
(2015/05/24 )
  札幌市の卸売市場で夕張メロンの初競りがありました。なんと2個150万円で落とされたのです。(それでも昨年よりも100万円安い!)落札したのが新潟で店舗を展開する〈清水フードセンター〉だそうです。今日の新聞に“とやの店”で展示されていることが報じられました。
 ビックリすると同時に嫌な気持ちになりました。メロン2個に150万円の価値を想うのは正気の沙汰ではなく、庶民向けの食材チェーン店舗でそれを展示するなんて…。そんなメロンはもはや食材とは思えず、ある意味農産物に対する“冒涜”だと感じるのです。
 命をつなぐ食べ物を粗末にすることも食べ物をステイタスとして利用することも畏れるべきです。
 幸い私の街に〈清水フードセンター〉がないので訪れることがありません。
 でもまぁ、そんな勇ましいことを言っても各種の事情が変われば分かりません。ホントはそんな程度の話です。しかし貧しい者としてはつい肩肘張った物言いをしたくなる出来事でした。
(2015/05/13 )
  最近、信じられないようなニュースに事欠きません。35歳の母親が5歳の長男を13階の窓から落として殺した疑いで再逮捕されました。昨年12月のことですが、以来警察は事件と事故の両方を視野に入れて捜査してきたといいます。常識で推し量れないことは多いですが、余りに異常です。
 しかしもし落とされそうになっても助かったとして…この長男が16・7歳になった時 「俺は子供の頃、母親に殺されそうになったんだゼェ!」 と言ったらどうでしょう。きっと誰もが 「バカなことをいうもんじゃない。そんな親がいる筈がない」と返すことでしょう。そしてこの少年は孤立無援になります。
 世の人々は大きく常識を外れている人よりも、少しだけ常識外れな人を異常だと認識するものです。
 岐阜県恵那市の86歳の女性は母親が50年前に死亡、父親が47年前に死亡したあと現況届には生存していることにしたまま両親の年金を受け取り続けていました。36歳の時から5100万円もの年金詐欺になるそうです。この女性は恵那市役所の正職員として定年まで勤務していました。報道では見るからに上品な人です。まさか50年も両親の年金を詐取していたとは大きく常識を外れています。だから 「そんなことある筈ない」 事件でした。
 今後は“何でも有り得る”ことを忘れないようにしなければなりません。

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