ていいちOTP

(2014/12/30 )
(2015/04/10 )
  東京在住のアルジェリア系フランス人と日本人の夫妻がシリアへ渡航し連絡が取れないそうです。〈イスラム国〉に参加したのではないかとされています。少し前にも26歳の北大生が戦闘員として働くために〈イスラム国〉へ参加しようとしたニュースもあります。
 自己責任での行動だとしても命が危うくなったとき日本に頼られれば政府は黙っているわけにはいきません。客観的には迷惑な振る舞いです。
 戦後の何もない時代に、戦争の記憶が生々しいまま大人たちが戦いのない幸せを噛みしめ、明日への希望だけを胸に、精一杯暮らしていた。…そんな記憶がある者には、自分の意思で戦闘員になるなんて信じられません。まさに“平和ボケ”で平和の有り難さが分からず、戦争で大勢の人が死ぬ悲惨を理解していないと言いたくなるのです。
 或いは現状に満足し切れない若い人にとって“死”が待っているとしても戦場に身を置きたいのでしょうか。そういった若い人にとっては私のような人間が“信念のない小市民”に見えるのかも知れません。でも学生時代にも“信念のある者”はいましたが、その殆どが大人になるにつれて普通の会社人間になったのです。
 〈イスラム国〉の戦闘員になろうとしている若い人は、まさか戦争映画のワンシーンを思い描いているんじゃないと思いますが、自分も惨たらしく殺されることを覚悟しているのでしょうか。
(2015/04/21 )
 長岡にある県立近代美術館で〈広島美術館展-印象派への旅〉を見学してきました。日本人に人気があるといわれている印象派の絵が時系列的に展示されていました。
 企画展初日の朝でしたが意外に込み合っていず、ゆっくりできました。メディアのカメラマンと思われる人が盛んにシャッター音を鳴らしていたのですが、今朝の新聞に妻と2人で見学している画像が掲載されていて驚きました。世間への露出が嫌いな妻は 「こんなの断りもなしに載せるなんて…」 と不満そうでした。しかし遠景の横顔ですから個人を特定できず問題ないと思いました。

 展示の終章辺りにブラマンクの絵がありました。好きな画家のひとりです。横山操などのように激しい筆致の絵が好きでした。でも近年は昔の自分の在りようが懐かしいといった感じに変わってきました。…そういえばその頃は鍾乳洞や活火山の真っ赤な溶岩流も好きでした。
 近頃は好みがソフトになってきたのかも知れません。
小学校の校庭から児童が蹴ったサッカーボールが道路に飛び出し80代の男性のバイクが転倒し、足を骨折、認知症状が出て1年半後に亡くなる事故がありました。高裁で1100万円の賠償責任と判断されましたが上告審で最高裁は賠償責任なしと判断しました。
 「日常的な行為のなかで起きた、予想できない事故については賠償責任はない」とのことです。子供が悪戯をしたというのではないのですから納得できる判断です。
 被害を受けた方にとっては、怒りを持って行く当てがなくなる訳ですから納得できないかも知れませんが、もし高額の賠償責任が発生するなら次代を担う子供たちがのびのびと活動することがかないません。運が悪かったと考えるしかないでしょう。もちろん自分が被害者になる場合も覚悟しなければなりません。
 もう一つ驚きのニュースが報じられました。横浜の元中学校長だった人がフィリピンで常習的に買春をしていたというのです。その数1万2千って…ネットの映像を見るとBMW(乗用車)走り屋が愛用する軽自動車、そして大型オートバイを使っています。更に大都会としては非常な豪邸に暮らしています。
 フィリピンへ日常的に出掛けていたようですが、公立の校長先生の収入だけでそれほどリッチとは信じられません。この人は独身で家族がいないらしいですが、それでも超豪邸・外車・オートバイに加えて頻繁なフィリピン詣でをする費用には足りないと思うのですが。
 この手の事件を耳にするたびに思うのです。たとえみっともなくも合法の内に留まれなかったのかと…。違法でさえなければ警察は手を出せず世に報道されることもなかったのです。
(2015/04/02 )
 先日のドイツの航空会社の事故にはきっと世界中の人が驚嘆しました。“事故”のニュースを知って最初はLLC(ロー・コスト・キャリアー)は安全面がいまいちなのかもと思いました。
 しかし副操縦士が意図的に飛行機を墜落させたというのです。外国の空路を利用する予定がないので 『そりゃぁないだろう』 くらいの感想でしたが、よく考えると極めて深刻な事態です。
 またテロなのかとも…しかしテロにしては犯行声明がありません。結果的には副操縦士の自死に149人の乗客乗員が道連れにされたという信じられない犯罪だったのです。しかも過去に副操縦士に自殺願望があったとか、うつ傾向があったとか、眼を患っていたとか、付き合っていた女性から前日に別れを切り出されていたとか、航空機の操縦を任せるには危ない心理状態だったと報じられています。
 犯罪を実行するには勇気が要ります。信仰のない者には社会による罰則を受ける勇気です。そしてある程度を超えると“死を賭”さざるを得ません。命がけの行為には現場での物理的な阻止以外に手立てがありません。
 それにしても、近年は死にたくなった人が他の人を巻き添えにする事例が珍しくなくなりました。…自責の究極の形は自殺、他責の究極の形は殺人と考えられています。他人を巻き添えにするのは、きっと自責じゃなく他責的な気持ちなのでしょう。
 『俺が悪いんじゃない。あいつらが悪いんだ。あいつらのせいで…』 という気持ちで命を懸けるのに違いありません。
(2015/03/26 )
 考えさせられるニュースがありました。30代の高校の先生が学校の中で生まれたばかりの子猫5匹を生徒に掘らせた穴に生き埋めにして処分したというのです。どうして保健所に相談しなかったのでしょう。学校では“命”を大切にすることを教えるべきです。自分独りでこっそりやるのでなく生徒に手伝わせたというのも解せないところです。
 猫好きとしては、とんでもない先生だと感じてしまいます。そんなことを生徒に手伝わせてやってしまうなんて教師の資格があるのか!とすら思うのです。
 しかし別の考え方もあります。昔は子猫が生まれると保健所ではなく近くの川へ箱に入れて流すこともありました。箱がほどなく沈むことをみんなが知っています。“目の前でなく何処か他のところ”で死ねばいいという無責任を極めた態度です。
 昔は似たような小動物の処分方法が普通のことでした。上の先生も「だって田舎ではそうしていたよ…」と言っているらしいです。確かに無責任に川へ流すよりも自分で処理した方が立派です。
 保健所へ持って行けばよかったと思いますが、保健所でも生まれたばかりの小さな仔なら里親探しもできず即殺処分だと想像できます。
 う
〜ん!軽々に断じられないことですが、猫好きとしては“とんでもない教師だ”と言いたくなるんです。しかしそれは偏った感じ方に違いありません。
(2015/03/04 )
  京都府庁の職員が生活保護を不正に受給していたというニュースが報じられました。公務員が内部的に操作をして自分の口座に生活保護費を振り込んでいたのかと勘違いしました。そうではなく生活保護受給者が府庁の臨時職員をしたり別に派遣社員として働いたりしていたということです。臨時職員時代だけで約120万円の不正受給があったそうです。
 個人ごとの事情は千差万別ですから生保の金額や細かな規定が妥当なのか否か難しいと思いますが、どうして不正があちこちで発生するのか訝しい思いです。
…生保などの社会保障系の施策は“今”だけを問題にしているのが気になります。若い頃から将来に備えて節約してきた人々と刹那的とは言えないまでも老後など考えないで過ごしてきた人々がいます。それを社会的に区別できないので仕方ありませんが、一定の預金がある人々には税を重くするみたいなのはいただけません。(私はお金の無いほうの人ですけれど)
 最後は【無い者勝ち】というのでは建設的な態度が育ちません。
 “何でもあり”の社会は民主主義が成熟した姿なのでしょうか。それとも民主主義が頽廃して、もはやデモクラシーの理念が失われつつある姿なのでしょうか。
 お前はどう思うかって…実はよく分からないのです。
(2015/02/25 )
 Yahooのトップページに【スパコン“京”(けい)】についての記事がありました。なんでも天文学的な計算速度を誇るスーパーコンピューターということで、凄いなぁ〜!と思っても暮らしにどんなメリットが…と考えている内に“京”のことなんて忘れていました。
 ニュースになったのは“京”の電気代なのです。…腰が抜けそうになりました。スパコンの電力量は淡路島の4割強の世帯の消費する電力量に匹敵するといいます。CPUが8万4千個(860台のコンピュータが組み合わされているので一旦電源を落とすと、スイッチONして正常稼働するまで数時間かかるので、24時間年中無休で稼働状態にしておきます)で1日600万円強、年間2億円強の電力料金だそうです。2万5千世帯分の光熱費だといいます。
 この数字!間違いじゃないかと何度も凝視しました。このとてつもない電力を発電するコスト・860台のコンピュータを維持管理するコスト、それに見合う成果を生み出しているのだろうかと心配になります。まさか『どうせ税金だ。俺の金じゃない』と思っているんじゃないと思いますが?或いは専門家は『…そんな認識だから素人は困るんだ』という感想かもしれません。しかし税金を負担している国民が納得できるように、噛み砕いた説明をする重い義務があります。
 そうでなければ私たちは『累積していく膨大なコストが勿体な〜い』と考えざるを得ません。
(2015/02/18 )
 連日北陸新幹線開業のニュースが流れています。関西以西の方にはあまり関心がないかもしれませんが、北陸・信越の人々にはとてもニュースヴァリューがあるようです。そして新幹線と直接関連がなくても鉄道ファンの人たちにも大きな関心が持たれているようです。
 北陸新幹線のルートを改めてみると如何にも新潟方面へねじ曲がって金沢まで結ばれていることに気づきます。長野から北アルプスの下を真っ直ぐにトンネルを掘ることは難しかったのかもしれません。
 それにしても2015/03/14の一番電車の特急券が25秒で売り切れたという記事には仰天しました。またその同じ特急券がネットオークションで350万円で落札されたといいますが俄かには信じられないことです。
 何にでも?一番最初と一番最後には特別の感慨を抱くものなのでしょうか。例えばローカル鉄道が廃止されるとき、例外なくそのラストランが満員になるのです。
 その日の乗客の大部分は日常クルマを利用していてローカル鉄道など利用しないのです。またラストランが近づくと撮り鉄の人たちも殺到します。
 思えば日常 “外野” にいる人々には経営者の苦労など分からないもののようです。…私も分からないほうの1人ですが。
 
(2015/02/11 )
  最近は気になる殺人事件が巷に溢れています。嫌な時代です。そんな嫌な事件ではなく、〈気になる技術〉がありました。最近マツダ車が注目されているそうです。スカイアクティブと冠した一連の技術です。
 各社がハイブリッドやCVTに傾注して燃費性能を稼いでいますがマツダは従来のシステムの極限性能を目指しています。ガソリンエンジンの圧縮比を14:1まで高め、5速ATのロックアップ領域を拡大して性能を向上させています。またディーゼルエンジンでは圧縮比を14:1まで下げることで波及効果を生み出したり回転数によって選択的に機能する2個のターボチャージャーを使ったりして性能を高めています。シャーシーその他の技術追求もあります。詳しい技術については〈スカイアクティブ〉で検索してみてください。(圧縮比の数字は偶然同じです。ガソリンエンジンではどこまで圧縮比を上げられるか、ディーゼルエンジンではどこまで圧縮比を下げられるかが技術力だと言われてきました)
 これまでエンジンの改良よりも電気モーターなどに依存した性能向上には??と感じてきましたので、マツダのスカイアクティブ技術にとても魅力を感じました。(ターボはホントはあまり好きじゃないのですが…)
 それにもましてマツダのスタンスが気に入りました。曰く “50%の人たちに好かれるなら残りの50%の人たちに嫌われてもいい” です。目からうろこの卓見です。
 スカイアクティブディーゼルが欲しくなりました。でも価格を見るとちょっと手が出ません。それに室内を見ると運転席の足元が窮屈に見えます。スカイアクティブ技術でワゴンRのようなハイト系で足元が広々したクルマができればいいのですが。
(2015/02/04 )
 数日前、【イスラム国】に囚われていた邦人が殺害されました。これまで邦人が犯罪行為以外で他国に囚われ殺害されるというのは無かったと思うのです。とても残念で痛ましい思いです。ただ、関係機関から渡航しないよう3度働きかけがあったときくと複雑な気持ちです。
 今回の事件では阿部首相の支援演説のタイミングその他に批判が集まる一方で、そうした批判や【イスラム国】に恐れをなす行動をとることは“相手の思うつぼ”だという声も大きいとのことです。
 国際問題は複雑で単純には考えられないと思いますが、《危険》が予想できる場面で、脅しに負けるのが悔しいので死を賭しても踏み止まるか、命あっての物種なので取り敢えず引き下がっておくか、どちらがいいでしょう。この場合“命”は個人の問題ではなく国民全体のそれです。
 今の私たちの岐路は、喧嘩をした場合の危険を正しく見極めることなく戦(いくさ)をして国が亡びかかった歴史と似ていると思います。命という実をとれば近い将来プライドを挽回できる可能性がありますが命を失くせばあらゆる可能性が絶たれます。
 そういえば、威勢のよい人よりも気が小さく慎重な人のほうが長生きするような気がします。長生きするだけが幸せじゃないっていう人もいますが、命の期限が切られたとき厳粛な思いにならない人はいないでしょう。
 お前が度胸なしだからって……。 
(2015/01/28 )
 1月10日、湯沢町にある東京電力湯沢発電所の屋根が雪の重みで崩落しました。1月27日それに関連する記事が新聞に載りました。発電所は古い小規模な導水管を使ったものですが建屋は鉄筋コンクリート造りのように見えました。
 倒壊した原因は『雪が例年より水を多く含んで重くなっていたこと』というのです。倒壊現場付近では1立方メートルの雪が800kg もあったといいます。例年は寒気が緩む3月頃でも350kg 程度だそうです。見た目の積雪量よりも2倍以上重くなっていたわけです。
 玄関先の雪除けをするとき同じ体積の雪でもひどく重い時があるのでよく分かります。逆にサラサラした雪は軽すぎて除雪用具から逃げるのでやはり少し厄介なのですが…。
 しかし昔から『水分が多い』とか『乾燥した』という表現が雪を説明するのに使われる度に違和感を覚えないではいられませんでした。
 感覚的に雪が重いとか軽いというのを知っていますが、元々水だった雪の水分が多いというのは科学的じゃない?同じように乾燥した雪という表現も摩訶不思議に思えるのです。
 雪除けの際でも雪が重いからといって雪から滴が垂れることはありません。滴が垂れるような雪は溶け始めていてもはや『雪』とはいえずシャーベットです。
 …今日は理屈っぽい悪い癖がモロに出てしまいました。
(2015/01/21 )
 イスラム国ときいて最初は不思議に思いました。イスラム圏に新しい国家ができたのか…?深く知らない者には過激で非人道的な振る舞いが印象的です。
 人の魂を救うべき宗教の名のもとにテロを実行し他の命を蹂躙するというのが理解できません。…イスラム教ときけばなにか怖いような気にさえなります。しかし世界史的を辿れば、十字軍に蹂躙された地域の人々はキリスト教が怖かったに違いありません。日本史的にも、僧兵を擁した寺院は民衆に怖れられたかも知れません。
 パリの風刺週刊紙「シャルリー・エブド」襲撃事件は表現の自由が蹂躙されたとしてニュースで報じられました。…表現の自由はデモクラシーの要ですがどこかしっくりこない思いでいたところ新聞の記事にローマ法王のお話が載りました。法王は「特定の宗教を挑発したり他の人の信仰を侮辱したり信仰をからかうことはできない。表現の自由には限度がある」というのです。『限度』という言葉はデモクラティックじゃないので違和感を覚えますが『マナー』と言い換えればよく理解できます。
 誰でも“大好きな人”を侮辱されたりからかわれたりされれば殺したくなるほど憎らしいと思うでしょう。宗教の場合は『人』でなく『神』ですから尚のことです。
 自主規制が過ぎて表現の自由が侵されないよう願い、そしてマナーも弁えてと願うものです。
(2015/01/14 )
  昨日の新聞に興味深い記事がありました。窒化ガリウムといえば先日のノーベル賞で話題になった青色LEDですが、光源としてだけでなく、そのエネルギーロスの少なさをパワー半導体として利用する研究が進んでいるというのです。
 素人にはとても難しいですが…、パワー半導体とは?読んでみるとエアコン・太陽電池・ハイブリッドカー・電車・燃料電池などに使われている…?まだ分かりません。
 最後に各種のACアダプターにも使われているというので少しイメージできました。電圧や電流を変換するとロスが出て熱になります。そのシステムにロスの少ない窒化ガリウムを利用することで電力消費を抑えることができるらしいのです。
 器具の一つひとつでは僅かな節電ですが社会全体では数多くの巨大な発電所が要らなくなるほどの貢献ができるといいます。素晴らしいですね。
 数ヶ月前から?手首にあるイボのようなものに気付きました。凸の部分を鋏でちょん切りました。ほどなく出血も止まりましたが凸は消えません。嫌な気がして皮膚科を受診するとイボでした。液体窒素でイボを凍死させる処置を数回やるそうです。(液体窒素の沸点は-196℃です)
 先端を尖らせたガーゼのようなものに液体窒素を含ませてイボに触れさせます。少しチクリとしますが無痛でした。(ネットの情報の1つに“激痛”というのもありましたが人によるのでしょうか?1/15記、場所によるのかも知れません) 
 液体窒素はその都度必要量を保存容器から出すそうです。とても興味深いです。
(2015/01/06 )
(2015/03/19 )
  昨日のニュースです。JR根室線の特急列車でタバコを吸っていた60代の男が車掌に注意されて逆切れし席に備え付けのテーブルを壊してしまったというのです。…昔は年をとると丸くなって好々爺になるというイメージがありましたが現代は不良老人が増えてきました。
 本当は不良老人が増えたのではなく老人の絶対数も老人の比率も増えましたので不良老人も目立つようになったのだと思います。中には自分よりも年若い人に注意されるのが気に入らないという人もいるかも知れません。しかし怒ってみても更にバカにされるだけなのですが…。
 1月3日、京都市で61年ぶりの大雪になりました。22センチ積もったといいます。61年ぶりという数字を見て子供の頃の記憶がよみがえりました。小学3年生の時(4年生かも)それまで経験したことがない大雪が降りました。30センチほど積もり学校でみんなが大喜びしたのでした。(それでも昼頃には殆ど融けたと思います)その稀有な記憶こそ61年前の記録的な積雪だったに違いありません。
 戦後10年も経たない頃、京都といっても旅行者の数は今ほど多くはなかったでしょう。祖母に連れられて気軽に“清水さん”や“北野神社”を訪れました。祖母にとっては清水寺や北野天満宮は“街のお寺、神社”だったのです。今は人が多過ぎて…。 

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 たまたま旅行者のツアーの集散に使われる処へ行きました。
 観光旅行や登山ツアーらしい人たちがたくさんいました。いつもの光景です。しかしふと気づきました。ウイークデーですから中高年ばかりなのは当然ですが女性が圧倒的です。おじいさんは数えるほどです。
 「近頃は昔と逆転したねぇ!」と助手席からの発言です。男が多くても女が多くてもそれがなにか?…でもどうして偏るのでしょう。
 女性は長く家庭を支え続け、解放された反動で非日常へ飛び出しだくなるのでしょうか。…男だって…ブツブツ。
…女性のほうが自己抑制感が強かったのかも知れません。女性は辛いことがあっても気持ちを内に抑えて家庭の機能を守ってきたのでしょう。 
 またおじいさんたちにはそもそも出かける意欲と体力が衰えているような気もします。年配の女性は意欲も体力も十分?です。バス乗り場などで集合している若かった女性たちの目は今でも十分輝いています。
 きっと女性のほうが性根が強靭なのに違いありません。男は筋肉の力が優れているのでパッと見で威勢がいいですが性根は弱いのだと思います。
 まぁせいぜい性根を鍛えようと思います。…もうこれからじゃ難しいか…。
(2015/03/11 )
 昨日(05/03/10)からひどく寒くなりました。東日本を中心にした陽気かもしれません。三寒四温といいますが、今しがた屋根が鳴る音がするので外を見ると真っ白です。庭が霰で被われているのでした。今の時期は地面の温度がそれ程でないので直ぐに溶けましたがビックリしました。
 そういえば毎年今頃こんな風に寒い時期があります。これが過ぎると春がドンドン近づいてきます。
 庭を見ていると毎年不思議に?思うのです。私たちがまだ寒さに震えていて“まだ春じゃない”と思っていても地面から太い緑の植物が伸びてきます。2・3日して気づくと信じられないほど太く長く伸びているのです。チューリップでした。
 ある日の朝、黄色と紫色のクロッカスが小さな花を付けているのを見つけました。…ところが次の日花が半分ほどになっています。どうしたのだろうと考えていましたが、今朝判明しました。ムクドリがやってきて花を食べているのでした。妻がとても残念そうにしていましたが、次の日の朝にはすっかり花が無くなっているのでした。
 手のひらより少し大きいほどの鳥にとって未だ食べるものが少ないのです。もうすぐにクロッカスよりも美味しい食べ物が芽を出し始めるのです。そしてクロッカスはもっと大きな花を春の陽光のもと輝かせることでしょう。
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