ていいちOTP

(2014/12/23 )
(2014/10/09 )
  先日(14/12/19)、NHKの旅番組〈日本縦断こころ旅〉の本年秋の旅が終了しました。この番組は一風変わっていて、あまり型に嵌まらず気取りのない旅番組になっています。視聴者からのお手紙にはその方だけの大切な心の風景が綴られています。番組の最初と最後に俳優の火野正平さんが手紙を読みます。
 日野正平さんは気取ることなく、かなり無頼に、自転車をこぎ続けます。高所恐怖症で橋の上など高い処にくると周囲構わず子供のように縮み上がります。そして若い女性を見つけると臆面もなく声をかけ、おばさんに対してはさりげなく(あまり相手にしない)接しています。
 でもそんな率直過ぎる態度も“地のまま”で嘘がないとも感じられ嫌悪感は湧かないのです。少なくともカメラを意識して“よい子”にしているよりはずっと親しみが感じられるのです。
 きっとまた来年の春になると再び始まると期待しています。
〈こころ旅〉を見ていると人それぞれの大切な風景は決して観光地ばかりでなく、紹介される大切な場所は観光地よりもずっと心打たれる場所だと分かります。あの番組を見ていると日本中を放浪したくなります。自転車では無理ですが我がワゴンRで…。
 近はビックリするようなニュースに事欠きませんが、大抵は悪いほうでした。しかし今回は違いました。ノーベル物理学賞に日本人3人が決まりました。青色LED開発の功績に対して贈られるのです。
 こんなニュースに接しますと斜に構えている私でも素直に同じ日本人として誇らしい気持ちになります。ただ、中村さんは現在はアメリカ人になっておられます。
 青色発光ダイオードのキーになった窒化ガリウムを研究し続けた3名の受賞者の方々はいずれも他の研究者が“無理だ、できない”として研究対象から捨てていた材料だったといいます。そうしたマイノリティだったということに好感が持てます。
 私たちが忘れてはいけないこともあります。
 世界中には同じようなマイノリティな研究者も大勢おいでになると想像できます。そしてノーベル賞といわないまでも人々の幸せに貢献している研究者が何百倍もおられるのではないでしょうか。そんな無名の学者の方々にも思いを馳せたいと思うのです。
 秋がますます深くなり、寒さを覚える日々が多くなります。やはり夏に向かう頃よりもしんみりしてしまいます。
(2014/12/16 )
 今回もまた驚くような悲しいニュースが報じられました。青森から修学旅行を引率してきた県立高校の先生が風呂場の脱衣室に“置き時計型のビデオカメラ”を置いて生徒を盗撮したといいます。旅館の従業員に発見され警察に届けました。
 誰でも、何かを“したい”とか“したくない”とか考えます。考えるだけなら人生を誤ることはありません。或いは“みっともないこと”でも違法行為でなければ警察でも手を出せません。そういう範囲内で済ますことができなかったのかと残念です。26歳の若い人です。今の社会では羨む人が多い公務員です。なんて勿体ない。
 ひょっとして教師なんか嫌になって“クビになっても構わない”というスタンスだったのでしょうか。そうではなく、ちょっとしたイタズラのつもりだったのでしょうか。いずれにしても周囲の人々や教育界にまで大きな悪影響をもたらしてしまいました。とても残念な若者です。
(2014/12/09 )
 京都で驚くような女の行状が報道されています。6人の再婚相手が次々に死亡し数億円の遺産を手にしているといいます。遺体から青酸化合物が検出され後妻業で稼いでいた容疑で逮捕されました。もう68歳です。そんな巨額のお金ですが現在は殆ど手持ちがないといいます。報道では投機的使途だったといいますが、そんなにもお金が欲しかったのですね。
 或いはお金そのものもさることながらマネーゲームが楽しかったのかも知れません。例え人殺しをしても…。まさか、人殺しもゲーム感覚…。
 このページの画像(12/09分Top Page 画像をご覧ください) のように、積もり始めるかな…と思った日に山のように(50センチ越え)積もりました。玄関前の駐車スペースの除雪をし居間で休んでいた時、突然の腹痛と冷や汗、トイレで苦しんだあと、仕方なく新発田病院の緊急外来へ、本当なら入院がベストですが点滴・CT・投薬となりました。どんな幸せも健康には敵わないと実感しました。虚血性大腸炎でした。
(2014/12/02 )
 世間が騒がしくなってきました。突然の衆議院解散で選挙戦が始まります。…年を経るにつれて保守とか革新に拘らなくなりました。ただ歴史を辿れば、どんな政党も多数を占めるにつれ横暴に、つまり独裁に近付くと思うのです。
 いつも政党色に関わらず野党に票を投じています。政権党が力をもち過ぎ、“なんでもやる”ことにブレーキをかけたいのです。政党政治、議会制民主主義では必要な立ち位置だと思うのです。(本当は斜に構えた偏屈なのかも…です)
 近隣のホームセンターでバッテリーのキャンペーンがありました。5年以上使ったので不具合を感じませんが冬に入る前に交換しました。
 これまであまり意識しなかったのですが“充電制御車”にはそれ用のバッテリーを使った方がいいらしいです。交換したのは“充電制御車対応”ですが、その容量に驚きました。〈44B19L〉です。軽自動車には通常〈38・・・〉です。B19は物理的大きさです。LとRは電極の位置の違いです。新車?に載っていたものは38B20Lなのですが市販バッテリーでは20を見たことがありません。どうしてなのでしょうね?
 まぁ38から44へと容量が大きくなったのですから安心です。
(2014/11/25 )
(2014/11/17 )
(2014/11/10 )
  10年前、中越大震災に見舞われた山古志を訪れました。山古志支所の隣にある〈復興交流館[おらたる]〉には震災の記録が残されていて記憶が風化しないようにしています。若い男性の説明を受けました。震災当時13歳だったとのことです。
 震災などがよく分かる“シアター”がありました。ナレーションで「山古志は太古の昔、海の底だったので地盤が軟らかい…」と説明されていました。山を縫うようにして道を辿る山古志が海の底だったとは驚きでした。
 山古志を中心とした辺りは今では“山の村”という感じです。路に迷って細い急な登りを通りました。どんなに細くて急な路もきちんと舗装されています。
 よくテレビで見る土砂ダムに埋まったまま保存してある家の処も訪れました。傷みが進んだのか屋根にシートが掛けられています。その場所は震災跡見学ポイントになっていてお土産などを売る“交流館”もあります。なんだか観光名所のようになっているで違和感を持ちました。しかし私も他の人たちと同様テレビで紹介される“興味ある場所”を野次馬的に訪れたのでした。
 少し後ろめたい思いもあったのですが、訪れている人たちや迎えてくれる地元の方々の様子をみると、後ろめたく思わなくてもできるだけ大勢の人が山古志を見学すれば地元の人々に歓迎して頂けると感じました。
 そういえば、復興交流館おらたるの前で一羽のカラスがおばあちゃんから餌をもらっていました。カラスがあんなに馴れているのは見たことがありません。
(2014/10/19 )
 妻が途中から見始めたNHKの朝ドラを何となく見ています。ニッカウィスキー創始者がモデルです。奥さんがスコットランドの“良家の娘さん”でしたのに、東洋の端っこにある日本へやって来たことに驚きます。現在のように航空機が行き交う時代じゃありません。日本の社会も今のようではありません。
 『ニッカ』が大日本果汁株式会社からの名称だと初めて知りました。酒に慣れていない学生時代、大学のグランドでニッカウヰスキーの小瓶をラッパ飲みした苦い記憶があります。勿論“庶民向けニッカ”だったに違いありません。ウィスキーも本物の高級ニッカなら美味いのでしょう。あの頃は日本酒だってにがく感じたものです。
 連休にワゴンR(MH23S)の通称ファンベルトセット(2本)を交換しました。(本当はオルタネータベルトとエアコンベルトです) 初めての作業で手順を探りながら難渋しました。オルタネータ下部の14ミリボルトが信じられないほど固着、鉄パイプをメガネレンチにかけて回しました。レンチがしなって折れるかと思ったときバキッという音がして僅かに緩みました。一旦回れば後は大丈夫です。
 このほか難儀な作業が続き、やっと手順の正解が分かりました。整備工場のようなリフトがなくジャッキで上げたクルマの下へ入っての作業でかなり応えました。同じクルマがありますので、次回は…です。しかしもう歳ですから難しい作業でDIYはやめた方が身の為かもしれません。
 ネット検索情報でバンパー脱着が必要かと思ったのですがディーラーへ電話して教えてもらいました。バンパー脱着しないで…、14ミリボルトが固い…。…有り難うございました。
  ニュースに気が揉めます。…日本にカジノを作ろうという構想です。シンガポールで統合型リゾート(カジノが含まれている)が利益を上げているのだそうです。賭博(賭け事)は刹那に自分のお金が倍々ゲームで増えたり減ったりするのでスリル満点、増えたときは夢みたいだと想像できます。
 きっと“楽しい”というような生易しいレベルではありません。いつだったか製紙会社の御曹司がカジノで億レベルのお金を失ったと報じられました。特に日本人には危険な毒薬みたいなものです。
 日本では自分でものを考えないで“世間並”に暮らすのが善男善女としての条件です。きちんと論理的に突き詰めて白黒はっきりさせる人は敬遠されがちです。ものを考えないで世間並に…というのは責任も自分でなく“世間”に押し付けることになるのです。自分で責任をとる暮らしの習慣に疎い人が多い日本でカジノが開催されれば、それは毒薬でしかあり得ません。
 カジノでいくら売り上げが大きくなっても、真っ当な企業のように生産活動ではありません。胴元が儲かった分は損をした人が巻き上げられた分なのです。…そういうものを国家が企図するとは正気の沙汰ではありません。
 映画にもカジノが登場しますが、殆どはマフィアが暗躍しているようなイメージです。日本はどうなっていくのでしょう。
 リニアモーターカーの建設にGOサインが出されました。2045年開業予定です。31年後ですから私は101歳です。ほぼ100%死んでいます。31年後の日本はどうなっているのか想像もつきません。
 時速500キロで走るといいます。現在の新幹線の2倍です。飛行機は時速850キロほど?です。
 東京から大阪まで行くのに現在の新幹線で十分速いと思うのです。巨大なシステムを構築し膨大な電力を遣い強力な磁力線に曝されながら…と考えると懸念材料が多過ぎます。
 現在、国の借金を何とかするほうを考えなければいけないのに、と思います。
 ただ、新しいことを企画実行するとき、それも計画が途方もないほど、反対するのは年寄りが多いのです。それは歴史的にも証明されています。けれども途方もない新しいことが歴史的に人々を幸せにしてきたかどうかを振り返ると、半ばするような気がするのですが…。
 リニアモーターカーの喜びを享受できない年齢なので面白くないっていうわけじゃないのです。…きっとそういう理由で疑問を呈しているんじゃないと思うのですが?

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(2014/10/27 )
 た、新潟県でのショッキングな事件が報じられました。高3の長男を母親が殺したといいます。二重の意味で信じ難いことです。39歳の女がもっとも体力のある年代の男を殺すことができたとは…。心情面では、もちろん深い事情があったに違いありません。…おそらく常識では思い浮かばない訳が有ったのです。
 人はいつでも〈常識〉と〈自分の経験〉からしかものを考えることができません。
 同じ新聞紙面に高齢者の関わる交通事故のニュースが載っています。52歳のオートバイと69歳の軽乗用車です。対向車線を直進してきたオートバイと道路脇の駐車場に入ろうとした軽乗用車の衝突事故です。オートバイの52歳の男性が亡くなりました。
 近年、黒い色のクルマが見え難くなりました。黒い色は“存在”を認識し辛いのです。黒いクルマはすぐ近くに来るまで気付かないことがよくあります。被害者にも加害者にもなりたくないものです。
  最近無免許運転の高齢者が検挙される事犯が続けて報道されました。奈良県で79歳の男性はS49年に免許取り消し処分を受けたあと40年間無免許のまま「スーパーに行くだけだから…」という理由でクルマを運転していました。京都府亀岡市では68歳の男性が免許試験に受からないまま50年間無免許運転をしていました。40年とか50年という数字を見て笑ってしまいます。そういえば無免許の医師や無免許の教師もニュースになったのを思い出します。長年にわたって無免許だった“医師”は優しく親切に患者さんに接していて評判が良かったといいます。同じ“教師”も丁寧な分かり易い指導で生徒の評価が高かったのです。
 改めて考えると“免許”というのは何なのでしょう。クルマを4・50年も事故や違反なく運転し続けることができたのです。免許があっても暴走したり事故を何度も起こしたりする人もいます。(私も原付き許可証取得から54年間に4回ほど事故をしました)
 規模の大きい社会である国家では各種の免許や資格が必要になるのは当然ですが、それは社会が平穏だという前提があります。たとえば無人島なら資格が無くても技がある人が怪我人や病人に対処するでしょう。さきの津波の時も警察官が軽自動車の荷台に避難する人を乗せるように依頼しました。(その場合、例えその運転手が無免許だとしても同じだったでしょう)『…そういうのは“緊急避難”だから趣旨が違う』って言われそうですが…。
(2014/11/03 )
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