space

ていいちOTP

(2012/09/30)
 現在中国とも韓国ともロシアとも領土問題があってギクシャクしています。中国の粗暴なデモ・暴動化には呆れます。
 竹島について先日在日の学者?の方が新聞にコラムを書いていました。それによると竹島を日本の領土に組み入れた時代は『すっかり朝鮮半島を日本が支配していた』というのです。日本が領土に組み入れるに際して朝鮮が異議を唱えることはできない状態だったといいます。通常国境線は背景に武力を見定めながら双方がそれを認めるものでしょうが竹島領有の時代は半ば占領されて有無を言わせない時代背景があったのかも知れません。

 尖閣諸島については遥か昔?から日本が領有していたのでしょう。しかし何かで読みましたが、中国という国は領土が大きく古来から僻遠の地については国境線を明確に引くというスタンスがなかったらしいです。ぼんやりと自国の領土だと認識つつも現状がどうであれ白黒をつけずにいたらしいです。
 …で、現実には日本が実効支配してきたのでしょう。近年周辺海域の地下資源の存在が注目され、中国の経済発展も相まって領有を主張し始めたのでしょう。しかし近代的な国境線の考え方では中国のスタンスでは通用しないでしょう。中国の領有権の主張は時すでに遅く国際的に認められないに違いありません。

 リタイアする前は仕事のことで頭がいっぱいだったのですが、自由の身になると領土問題などが気になるようになりました。仕事から解放されて少年だった頃のようにのんびりしたかったのですが…。まぁボケなくていいか?

 日本の政局が慌しさを増しています。
 日本という存在がぼやけてきたのは中国や韓国の経済的な台頭が影響していると思います。中国のGDPが日本を抜いたといいますが中国の国土の広さと人口の規模を考えればGDPの数字が大きくなるのは当然だと思います。資源も豊富だとのことですから日本よりもずっと有利です。日本は山岳地が多いうえに絶対的な国土が狭く、資源がありませんから人的資源だけが頼りです。

 また殆ど精神的バックボーンを持たないので(日本人だけじゃありませんが)衣食住がいちおう満たされた時代のあと、severeな生活態度の人々が少しずつ減ってきたのではないでしょうか。いっぽう中国や韓国では豊かな暮らしを求めてhungryに歩んできたと思います。それを助けたのが低賃金を求めて中国内に進出した外国資本です。『中国は世界の工場』といわれた姿がそれです。

 遥かな昔、日本が欧州メーカーの車をノックダウン生産している内に技術を学んでいったのと同じ現象が、日本の場合よりも遥かに急速に進んだのでしょう。
 日本も“金を出せば何でも手に入る”のでなく、皆が今よりもちょっとだけ厳粛な気持ちになれば変わってくるような気がします。

 日本の新しい総理でもオバマ大統領でも社会の条件が良くならなければ国民の大多数が満足する社会に変えることなどできる筈がありません。むしろ皆で少しずつ痛い目に合う覚悟が必要です。誰かを悪者にしても虚しいことです。政治家は自分や所属する政党のことはひとまずおいて国の行く末だけを考えて協力して欲しいものです。

 それにしても、昔バブルの前後に(それ以外でも)なんの痛い目にも会わずに甘い汁を吸っていた輩にも何らかの責任を取らせることができないものかと思うのです。

(2012/11/18)
 昨日午前中に新潟へ所用で走りました。目的の場所へ行くのに桜木ICだったか女池ICだったか迷って女池まで走ってしまい、下道で桜木まで戻りました。たまにしか行かない処ですが、こんなことは若い頃にはありませんでした。年を取りました。

 図書館で目的の本を資料検索用パソコンで探し“レシート”(レシートと表示されていました)が出る機械でレシートを出し、カウンターで提示して何処にあるか尋ねました。スタッフの女性が書架の図面を出して棚番号を教えてくれました。教えられた書架の前で本の背面の票を見ながら探しても見付かりません。幾度も確かめました。順が違っているのかも知れないと考え票の番号、本のジャンル全体を探しました。

 最近ときどき失敗があるので、スタッフに探して貰って「ほら、ありました」と言われると残念ですから念を入れて再度探しました。見付かりません。30分以上も繰り返したあとカウンターでレシートを見せ「本が見つかりません」といいました。すると即座に「それは書庫にあります。私がお持ちします」と…。さっきとは別の女性です。レシートには『書庫9』と印字されていました。私は拘って自分で探しました。
 最近書庫の一部へ来館者も入れるようになったのです。少し迷った末、目的の〈定年ちいぱっぱ〉小川有里著を見付けました。そして別のエッセイ集二冊とともに借りてきました。

 しかしレシートを見せたのに開架書棚を教えられて面白くありません。教えられた書棚で30分以上も探したのに…。 でも…無理やり自分を納得させました。…年のせいで見付けられないのかも知れず「ほら、ありました」と言われたくないという、その拘りが“老人になった”ということかも知れないと…。スタッフがレシートを見て“書庫9”を見落としたのは失礼な失敗ですが、失敗は誰にもあり得ることです。もっと早く諦めてカウンターへ戻ればよかったのでした。.

(2012/11/11)
 (11/05) 朝のwalkingから戻ってくると手がかじかんでしまいました。ここ数日は早朝の冷え込みが強くなってきました。星空が見える朝は尚のこと冷たくなります。外に出てから風が冷たいことに気付くのですが歩き始めると手袋をとりに戻るのが面倒になってしまいます。今日も速歩ができました。西新発田駅まで往復約4キロです。50分ほど掛ります。運動を終えると満足感で充実できます。

 高校時代に担任の先生が話していたことを思い出しました。男女の愛について「あなたを愛している…などというのは結局自分を愛しているということじゃないか。そんなことに気付く女性がいたら面白いのに…」
 その時はよく分らず、大人になって“なるほど”と意味が分かりました。そして老年となった今は先生の言葉が、この上なく詰らないと感じています。男女の愛に限らず人が幸せだと感じるのは突き詰めれば自分が心地よく感じる場合です。恋愛で相手が喜ぶのを見て自分が心楽しくなるのを自己愛だと断じるのはバカバカしいことです。

 信仰を持つ人が“教え”に従って他人のために尽くすのも突き詰めれば自分が心地よく感じているのかも知れません。それを尊いこととせず自己愛の一つと考えるなら、そんな“哲学” は無用です。そんな哲学は社会的な幸せの芽を摘んでしまうに違いありません。
 でも或いはあの担任の先生も、そんなことは承知の上、生徒の前でちょっと理屈をこねるパフォーマンスを演じて見せたのかも知れません。それを私のような“融通の利かない” 困った生徒が真に受けて半世紀も経って、ふと思い出したのかも…です。

 庭の柿の木に実が成りました。昨年は殆ど駄目だったのですが…。詳しい人に訊いてみると隔年ごとに豊作?がやって来るとのことです。妻が植えたのですが、てっきり醂し柿だと思って半分くらいもいでしまってから
“形が違う” と気付きました。我が家の庭は日差しが足りないので、あまり甘くありません。

(2012/11/05)
 (10/22) 18年ぶりに北蔵王の熊野岳まで歩いてきました。蔵王の最高峰ですが、なにしろビッグ観光スポットであるお釜の下に駐車場がありますから熊野岳まで片道50分程しか掛りません。しかも急登はちょっとだけです。丁度いいハイキングでした。

 それにしても驚いたのは人の多さです。蔵王のてっぺん付近にある『お釜』見学とすぐ目の前にある刈田岳まで歩く人が殆どですが、月曜日にも拘らず駐車場は満杯でバスも…。こんなにも年金生活者が増えると社会的には大変だろうと、自分のことは棚に上げて心配しました。(我ながら勝手なものです)
 ふと昔のことを思い出しました。45年前に初めてお釜を見学しました。学生時代にユースホステルを利用して東北へ来ました。路線バスでお釜見学のあとエコーラインを遠刈田温泉へ…。エコーラインが無料になったのは昭和60年(1985年)からだそうです。

(2012/10/27)
 10/18 の新聞にまた交通事故のニュースです。磐越道の安田ICと三川ICの間で普通乗用車と軽ワゴン車が正面衝突で運転者が双方ともに亡くなりました。普通自動車に同乗していた運転者の奥さんが重傷とのことです。

 高年齢者が増えつつある時代ですから、私たちもその1人として十分運転に注意しなければいけません。私も高速道路では眠くなりがちです。眠くなったらすぐに休憩して寝ようと心掛けるのですが、つい『もう一つ先まで…、と走ってしまったりもするのです。いざとなると磐越道は片側一車線の対面通行が殆どですから、たまたま被害者になると逃げようがないのです。片側複数車線ある新潟バイパスのような道路のほうがずっと安全です。

 磐越道は70キロ/hですが、実際にはそれ以上で流れています。追い越し車線がないので規制速度を守っていてダンゴになると申し訳なくて次の複数車線部分(ICの前後は複数車線になっています)を待てずに速度規制を破って走ってしまうのです。本当は高速道路は信号もなく急坂や急な屈曲もないので標語のように『ハイウェイは急がなくても早い道』なのですが…。

 何ごとにも注意をして健康で暮らしたいものです。そして社会的には私のような非生産的な年金生活者は殊更気を配って社会に迷惑を掛けないようにしようと思っています。

(2012/10/20)
 今週はビッグニュースが日本人を勇気づけました。京都大学の山中伸弥教授がノーベル医学生理学賞を受賞されました。近年何かにつけ沈滞気味の日本ですが、日本人の底力を世界に見せつけたように思えます。教授はまだ50歳という若さです。今回同じ賞をとった人もそうですが、ノーベル賞は発見発明の成果が社会的に確実に認められた頃に与えられるらしく、それ故受賞者は老人ばかりで今後の研究へのモチベーションよりも“これまでの研究の御苦労賞”というのが実態でした。

 しかし山中伸弥教授は今後もまだまだ研究を続けていただける年齢です。日本人皆で喜びたいと思います。
…こうして日本人皆の喜びだと実感できる理由はもう一つあります。皆さんが感じておいでと思うのですが研究の中身が(中身といってもごくごく表面的な概要ですが)私たちにも分り易いことです。ips細胞というのは名前くらいしか知りませんが、なにしろ「一旦皮膚に分化した細胞から未分化の細胞を作製するというのですから驚嘆します。ニュースなどでは将来は多岐にわたって医療に貢献できる研究成果だということです。

…この分野は最近までは神の領域を侵すような研究だと考えられていたでしょう。しかし“神の領域”とは『人間にとって不可能と思われること』であり、それを 『神聖』と称してきたのです。神聖なことが神の領域だったのです。ですから生命への人間の技術的関与は、神の領域を後退させたということに違いありません。ある意味、神様も幾分気楽になられたことでしょう。

(2012/10/13)
 台風も日本から遠ざかったようです。新潟は台風が接近しても、かなり勢力が衰えますので心配のレベルが大きく違います。冬の降雪が困りますが…。

 NHKの地上波で見応えのあるドラマをオンエアしています。 《負けて勝つ》です。『吉田 茂』を描いています。主演は存在感のある渡辺 謙さんです。吉田茂は私が幼児の頃に活躍した人で、“バカヤロウ解散”などいろいろと物議を醸したニュースを記憶しています。

 ドラマにするには制約があるでしょうが、戦後の占領期に気概を持って日本を動かす姿と、人間的な内面の葛藤なども描かれているので毎回見終わったあとにズッシリした感慨があります。そして「この時代は△歳だった頃…」などと考え幼児の頃の記憶が断片的に甦ったりします。
 ただあの時代に政治を動かしていた人たちの暮らしは庶民のそれとは天と地ほども違っていたと思います。つまり疲弊した戦後社会と180度近く異なる現在であればこそ『吉田 茂』 にも感情移入できるわけです。

 2、3日前からフレームページに挑戦していました。ようやく何とかできあがりました。仕組みを理解できれば比較的簡単に同じものを作成できます。しかしフレームページについて何も知りませんでしたので
〔HPビルダー〕 のヘルプを読むことから始めました。
 何とか形になったのですがメインページがディスプレイの端まで伸びきって表示されました。ページ幅を設定しても変わりません。…ネット検索しました。空白のページ(HTML言語で)をくっ付ければいいと説明されていたのですが手が出ません。
 しばらく悩んでいたのですが、HPビルダーに『フレームの分割』ボタンを見付けました。メインページの右側にできたページをブランクにして分割比率を任意に設定して解決できました。その後、たくさんのファイルを整理して分り易くホルダーに分けました。

(2012/10/06)

space

inserted by FC2 system