ていいちOTP

  新聞の小さな囲み記事に三条市の〈KYOWA classic car & life stationが紹介されていました。一度是非見学したいと思いつつ完全予約制とのことで敷居の高さを感じていました。でも思い切って電話をしてみますと直ぐにOKとなり出かけました。展示内容は想像を遥かに超えました。
 ダイハツソレックスです。1970年と書かれていますがちょっと覚えがないですね。フランスのソレックス社のノックダウン生産車です。どうしてこんなものをノックダウン生産したのでしょう。とても珍しいです。
 ホンダの空冷2サイクル自転車に取り付けるエンジンです。49ccです。“原付”とは原動機付自転車という意味で、これはズバリ原動機付自転車です。
 子供用?自転車ですが中央の黒い自転車はとても珍しいです。子供用ではないような、サドルが高く小さな前輪が2個ついています。
 初期のホンダドリーム号です。なんと排気量149ccしかありません。でもこれは庶民の手の届くものではありません。
 展示場の様子です。
 エジソンローカン式蓄音機が3台並んでいました。凄い珍しいものです。
 格子戸〈小柳ルミ子さんの瀬戸の花嫁に出てきます)というのはこういうものなんですね。新潟では気候のせいか見たことがありません。
 展示場の様子です。よくも収集したものと感心させられます。
 ノスタルジーを感じなければただの古いものですが。
 なつかしい…と書かれていますが、これは知りませんでした。これは電池交換ができるのでしょうか?
 スズキフロンテ360です。空冷2サイクル3気筒で4サイクル6気筒に相当するというキャッチコピーだったのを覚えています。
 トヨタカローラの初代です。1100ccでサニーよりも100ccの余裕があるとの宣伝文句が有名です。
 ホンダZ(ゼット)N360のエンジンのスペシャリティーカー
 マツダファミリア1000 4気筒のOHCアルミ合金エンジン
 マツダファミリア800(最初にバンタイプが発売されました。アルバイトでそのバンタイプを運転していました)
 こちらはトヨタセンチュリーです。同じく運転手付きで利用するクルマです。
 日産プレジデントです。この会社の顧客送迎車第一号とのことです。こんな車両は現在でも“クルマ”という範疇から突き抜けた存在です。
 トヨタ800というスポーツカーです。パブリカのエンジンで車体軽量化などでスポーツカーとして売り出されました。スポーツカーの雰囲気のクルマだったと思います。
 左と真ん中がダイハツミゼットです。右はマツダ製です。これが走っているのを見た思い出のある年代の人は高齢者ですね。
 左はオースチンセブン、右はそれを基に日産が作った第一号乗用車といいます。ほぼパクリです。が1938年当時そういう感覚はなかったのでしょう。外観だけにしてもレストアの完成度が高いです。
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 ホンダスーパーカブの初代型とのことです。これを持っている人に頼んで乗せて貰ったものです。
 1908年(明治41)の隆鼻術の広告です。112年も昔に美容整形があったとは驚きです。
 ホンダ初の4輪自動車(軽トラック)でDOHC(ダブルオーバーヘッドカム)エンジンでした。実用性よりメカで驚かす!
 日野コンテッサです。ノックダウン生産のルノーと同じリアエンジンリアドライブです。
 スズキフロンテ800です。スズキ初の小型車(普通車)です。未だ高速道路が無い時代ですから800ccの排気量でも不自由が無かったのでしょう。
 イスズ117クーペです。初代は丸眼でした。丸眼のほうが良いデザインだと思いますが。
 縦眼の初代セドリックです。大阪の自動車学校で普通免許を取得する時の教習車でした。そのあと直ぐに横眼になり、この縦眼の旧車は目にしたことがありません。なんとも貴重なものです。
 戦後いすゞ自動車がイギリス車をライセンス生産したヒルマンです。当時こんな車を持っていた人は社長級の人だけでした。
 富士重工のラビットスクーター(右)です。友人宅に有って一度だけ乗せて貰いました。自転車と違って漕がなくても力強く走ることが夢のようでした。
 これは少し進化した原動機付自転車です。スズキの原付です。
 珍しい〈つばさ〉工業のオートバイです。つばさ工業はダイハツの2輪部門の会社だそうです。BMWの影響かシャフトドライブだったそうです。
 2階には各社の往年のオートバイがきれいな状態で展示されていました。
 そろばんと電卓がセットになった製品です。片方で計算し片方で確かめたのでしょうか?
 トこれはとても珍しい扇風機です。初めて見ました。3方向に羽が付いていて更に360度回転するといいます。銭湯などで使われていたそうです。
 往年の洗濯機&掃除機&アイロンなどです。こんな洗濯機でも当時は大変な文明の利器でした。洗濯作業を洗濯板から解放したのです。
 歴史的な価値のある懐かしさ溢れるテレビ&ラジオです。
 こんな絵が描かれた分厚い大きなボードが幾つもあります。これは銭湯の浴室に絵を描く絵師に依頼して書いて貰ったものだそうです。味のある良い絵です。
 お宝鑑定団に出て来るような…、トンボがあしらわれています。
 とても貴重なディスクオルゴールです。受付の担当の方が鳴らして聴かせて下さいました。
 ホンダS600です。当時は夢のような車だと思いました。レンタカーで琵琶湖一周をしました。でもベーパーロック?かフェード?かブレーキがよく効かなかった覚えがあります。
 KYOWAクラシックカー&ライフステーション展示場の様子(ほんの一部)です。
 三菱ミニカ、軽の商用車です。友人宅にこのクルマがあり2人でドライブしました。
 マツダコスモAP、2ローターのロータリーエンジン車です。一度だけこれを運転したような記憶があります。
 これも珍しいホンダバモスです。ホンダ初の軽トラと同じエンジン?空冷4気筒OHCエンジンを積んだRV車です。
 ホンダZのリアです。バックウインドウがリアハッチになっています。
 ブルーバード1000です。その昔これをレンタルして学生寮への引っ越しをしました。
 マツダキャロルです。360ccでも水冷4気筒です。この当時に軽自動車で水冷というのも、更に4気筒というのも珍しいです。
 日産のダットサンです。ブルーバードになる前のクルマでしょう。
 憧れだったトヨペットコロナです。これの初代のクルマ?をアルバイトで乗ったことがあります。でもアメリカでは高速道路での走りに耐えられずトラブったというニュースを覚えています。
 トヨタパブリカ700 水平対向エンジン 普通車としては簡素でクルマがステイタスだった当時、実用性重視で贅沢さをそぎ落としたクルマに魅力を感じる人は少なく販売不振だったという。
 日野コンテッサ900
 ダイハツ コンパーノのバンタイプです。
 三菱ミニカ ピックアップトラックです。勿論360ccです。
 初代のトヨペットクラウンです。トヨペットマスターのような顔付です…。程なくしてもう少しクラウンらしい顔付に変わったと記憶しています。
 珍しいですね!1966年式スバル1000です。水平対向エンジンです。評判が良かったのですが整備性が悪く整備工場ではちょっと困ったクルマだと書かれたページもありました。
 四代目のトヨペットクラウンです。斬新なスタイルですがクラウンの年代層には斬新過ぎたようで販売的には成功しなかったといいます。
 アメリカの若者の心を捉えたベンツという説明がありました。ステータスシンボル化した日本とアメリカの違いは何でしょう?
 重厚なベンツです。日本ではベンツはステータスシンボルですがスイスへ行ったとき数多くのベンツが普通に走っていてベンツのタクシーもありました。
 1962年発売の2代目のトヨタクラウンです。今思えば大きいだけのクルマです。左は横眼になったセドリックです。学生にはどちらも夢のまた夢の代物でした。
 BMWのオートバイです。BMWといえば水平対向エンジンですが右のBMWは単気筒の縦置きエンジンです。初めて見ました。珍しいです!
 三菱コルト1000ライトバン、三菱初の水冷エンジンとのことです。
ホンダN360です。空冷2気筒(バイク用のエンジン?)で酷い騒音でしたが当時は音なんか考慮に入っていなかったようです。
 有名なスバル360です。1968年ですから生産終了に近い頃のクルマですね。これでも未だ手の届く対象ではなかったです。
 左は1960年のくろがねベビーです。日本内燃機という会社の製品です。右は1961年のスバルサンバーです。非常に珍しいクルマです。
 ダイハツミゼットの後継車だといいます。戦後15年当時こんな四輪車があったのですね。珍しい一台です。
 日野ルノーです。これも戦後のノックダウン生産車ですね。フランスのルノーのライセンス生産です。京都にいた頃、時々見かけました。
 ダイハツのイタリアンデザインのコンパーノベルリーナです。アメ車風のデザインとはまた違った美しさがありますね。これのオープンカーもあったような気がします。
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 原田泰治さんが使っていたバイクだという説明です。
 プリンスグロリアスーパー6(シックス) 2000ccの6気筒です。高校時代の通学路のお屋敷にこれがあり雲の上の暮らしだと憧れていました。
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